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不妊・不育ホットラインQ&A「不安」

Q.1 結婚して半年たちますが妊娠しません。不妊なのでしょうか。
Q.2 なかなか妊娠しません。病院で検査を受けるべきでしょうか。
Q.3 いい病院に行きたいのですが、本によく出ている病院や有名医師のところが良いのでしょうか?
Q.4 人が集まると子どもの話ばかりで居場所がないと感じます。子どもさえいればいいのにと思ってしまいます。
Q.5 後から結婚した友だちが次々に妊娠しましたが、素直に「おめでとう」と言えません。このままでは疎遠になってしまいそうです。
Q.6 夫は長男なので、義父母からの「跡継ぎを産め」というプレッシャーがつらいです。
Q.7 一人目は自然にできたのに、どうして二人目ができないのでしょうか?
Q.8 独身のときに中絶したことがあります。妊娠できないのはそのせいと自分を責めてしまいます。

Q.2 なかなか妊娠しません。病院で検査を受けるべきでしょうか。

「もしかして不妊?」と不安を感じているのですね。「検査を受けるべき」ということはありません。

気持ちの中には、産婦人科に行くことへの抵抗感、検査に対する心配、どのような検査結果が出るかという不安、そしてもし原因がはっきりしたら、自分たちはどうなるのだろうという不安もあるかもしれませんね。 漠然と不安を持っているよりは、実際に検査を受けてから考えようという人もいますし、自然に任せたままで、病院に行かない人たちもいます。 お二人の気持ちで主体的に決めて良いのです。

決めるための材料として、もう少し詳しく検査を受けることのメリットとリスクをお伝えしたいと思います。
仮に、どちらかに、または二人に原因があったとすると、いくら排卵にタイミングを合わせても、それが無駄になってしまうことになります。 ですから、検査を受け、原因がないことを確認して、再び自然妊娠を目指すこともできますし、もし原因が見つかったならば、治療方針を立てて治療することで、妊娠の可能性を広げることができます。 この点は、検査を受けるメリットと言えそうです。
ただ、もう一つの見方として、どちらかに原因が見つかった場合、ショックを受けたり男女共々に複雑な思いを抱えることがあります。 原因を持つ側がパートナーに対する罪責感(申し訳なさ)に苦しんだり、原因のない側がそれにどう対応したらよいかに悩むことも多いものです。 検査後の通院が長引く可能性もありますし、通院しても必ず子どもが生まれる保証がないことも、リスクの一つと言えるでしょう。

 「検査は受けるべきもの」ではなくて、メリットを優先させて検査を受ける選択もあれば、リスクに重きを置いて検査を受けない選択もあるのです。 まずはお二人で検査にまつわるいろいろな点について、率直に話し合えたらいいですね。

ワンポイントアドバイス

~病院に行くと決めたら~

  • 基礎体温を測っているならば、基礎体温表を持参すると良いでしょう。
  • 一般的な不妊検査や治療に関することをあらかじめ知っておくと、医師の説明の言葉や、内容を理解しやすくなるでしょう。
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